ということが、ラグナを解釈する上で重要になります。
水星はどこにあるかと見てみますと、第二室(表現・スピーチ)という所にあり、ここで本人が「話好きで、表現が豊かである」ということが現れています。水星は知性を表していますので、「知的な表現」という解釈も出来ます。彼の場合にはそれが歌であったわけですが、このことはその星座に現れています。第二室がちょうど天秤座になっており、天秤座は美や芸術と関係しています。天秤座の方は、芸術一般、とくに音楽を好みます。
このようにその人の特質を分析する上でも、ラグナの支配星がどこにあるかは、大変重要な要素になっています。この知識は特に星が全くない室を分析する際に、たいへん有用です。
例えば、同じくレノンさんのチャートですが、仕事を表す第十室を見てみましょう。星は全くありませんが、3番という番号があります。これは双子座を表しています。その支配星は水星です。水星がどこにあるかと見てみますと、第二室にあります。これは先ほどと同じですので、分かり易いと思いますが、「スピーチや表現」プラス「芸術的なもの」を仕事にすると言うことになります。彼の場合は、それが詩や歌として表現されたのでしょう。
さて皆さんのチャートはどうなっていますか?